看護師の転職

転職で解決した!理想の職場で働くことで得られるもの

誰もが「理想の職場で働きたい」と思いながら働いているはずです。その理想は人によって様々ですが、現状に満足して働いている看護師はどれくらいいるのでしょうか。

また、理想の職場で働く事でどんなメリットがあるのでしょうか。そこでここでは、理想の職場とはどんな職場なのか、理想の職場で働くためにはどうしたらいいのかなどについて、考えてまとめてみたいと思います。

現状に満足して働いている看護師はどれくらい?

現状に満足して働いている看護師はどれくらいの割合なのか、考えてみた事はありますか?実際に私も3つの職場を経験して、やっと今満足して働けていると言える状況です。具体的な統計は出ていませんが、現役で働く看護師のおよそ7割が不満を抱えているという調査結果も出ているみたいです。現状に不満を抱える理由として様々な理由が考えられますよね。

1、職場に対する不満

働く職場に対する不満は、少なからず誰にでもあると思います。例を挙げると、月々の給料や昇給、休日や待遇、業務内容などについてが多いのではないでしょうか。他にも人間関係の不満もあるかも知れません。

看護師の仕事はシフト制のところが多いので、決まった休みがなく休暇が取りにくいという事情もあります。また、体力的にハードな仕事も多く患者さんとの関わりも含めると体力的にも精神的にも負担となる事が考えられます。

稀かも知れませんが、私が看護師になりたての頃に働いていた職場では、経験年数に応じて複数の業務を任されるようになり、それが正直負担でした。具体的にはメインは病棟勤務ですが、夜間や祝日の救外対応、オペ室業務兼務などです。さらに委員会活動や新人指導なども重なるとやらなければならない事が多すぎてパンク寸前でしたね。

また妊娠や育休が重なって看護師が不足している時は、夜勤専従と言って夜勤しかない月もありました。今考えるとよく頑張っていたなぁと思います(笑)

2、資格に関する不満

看護職の5人に1人が准看護師として働いていますが、准看護師は制度の廃止や存続について議論されてきました。働きながら資格を取得する事ができる准看護師ですが、職場によっては正看護師と変わらない業務をしているのにも関わらず、給料の面で差を付けられたり、そもそも准看護師の募集をしていないところもあります。

准看護師として働いている人のうち45%が看護師の資格取得を検討しているという結果も出ているみたいです。

また、看護師として働きながら取得できる資格として「認定看護師・専門看護師」がありますが、働きながら資格を取得する道のりは厳しく、職場の理解がなければ資格取得も叶わないケースもあるようです。資格を取りたくても取れない状況の看護師も少なくありません。

3、自分が看護師に向いていないと感じる

実際に私も看護師として働くまで看護師に対するイメージは、給料が良い・一生働ける・優しいなどといった煌びやかなイメージを持っていました。ですが、様々な場面に直面して看護師に向いていないのではないか…と思った事も何度もあります。

慣れてしまえばどうってことない事でも、その時は「もう看護師を続けられない」と思ってしまうものなんですよね。看護師の仕事は働く職場によって大きく異なります。極端に言ってしまうと、病棟勤務が辛いと思ったら外来で働けば良いんです。

ですが、病棟勤務と比較して給料が少なくなると困る場合は、我慢して病棟に留まるか割の良い職場へ転職するという選択肢になってくるのではないでしょうか。看護師と同等の待遇を受けられる職種はそれほど多くないので、不満を抱えつつでも働く看護師が多いと言えます

では次に、理想の職場で働けるとどんなメリットがあるのか考えてみます。

理想の職場で働くメリットは?

理想の職場で働くとどんなメリットがあるのか、実際に私の理想の職場で働く前と今を比較して考えられるメリットをまとめてみたいと思います。

〇気持ちに余裕が生まれストレスフリーで働ける

様々な不満を抱えたまま働いていると、疲れやストレスなどから表情が険しくなる傾向にあります。理想の職場で働くという事は、ストレスフリーな状態で働けるため、自然と表情が柔らかくなるのではないでしょうか。

実際に私は、転職によって満足できる職場で働く事ができていますが、イライラする事も少なくなりましたし、疲れも以前ほど溜め込まなくなりました。

〇ゆとりのある看護やケアができる

理想の職場で働くと、気持ちのゆとりが看護やケアにも影響します。患者さんに対する対応も心なしか柔らかくなったと自覚していますし、時間に追われながら仕事をしていた頃と比べると、しっかり患者さんの話を傾聴する事もできています。

〇人間関係に恵まれる

理想の職場に求める事で、人間関係は避けられませんよね。どんな人間関係が理想なのかは人によって違うと思いますが、私が今働く職場は、同じ子育て世代が多いので、子供の体調不良による急な休みでも嫌味を言う人はいません。むしろ「お互い様だよ」と言ってくれる温かさです。

子供がいないスタッフは、休む事も少ないので優先して有休を取る事ができるよう上司が計らってくれています。職場では休憩時間なども仲良くたわいのない話をしていますが、プライベートな部分までは踏み込まず、あくまで職場内での付き合いという割り切りが私には合っているのかも知れません。

〇金銭的余裕

金銭的な問題は人によりますが、私の場合は病棟勤務をしていた時と今を比較すると年収自体は減っています。ですがその分、暦通りの休日と残業がない業務内容なので子育てしながら働ける事にとても満足しています。また「パート勤務でも職員なんだから」と言ってくれる院長なので、職員と同じようにボーナスが出る待遇にも満足しています。

理想の職場の探し方

理想の職場と巡り合うためにはどうしたら良いのでしょうか。まず言える事は今働いている職場を自分の理想の職場へ変える事は不可能に等しいです。手っ取り早い方法を挙げると、自分の理想に近い職場へ転職する方法が一番だと思います。

そのための手順をまとめてみますね。

  • 今働いている職場に対する不満を明確にする
  • 自分の思い描く理想の職場を明確にする
  • 全ての理想を叶える事は難しくても、妥協できない理想を第一に考え転職先を探す

私は2度転職を経験していますが、1度目の転職は正直失敗したと思っています。その理由は、自宅から近い職場を優先した事です。確かに自宅と職場が近い事はメリットではありますが、他の病院と比較しても時給(所得)が安いこと、院長が変わりもので全く合わなかったこと、看護師1人の仕事量が多すぎることなどがあります。

この失敗を活かし、次は給料と休日を優先して転職先を探しました。また失敗しないためにも転職サイトを活用し、看護師目線での口コミもコンサルタントに確認したりもしました。過去に転職サイトを利用した看護師がいる場合は、コンサルタントが包み隠さず教えてくれるので参考になります

そして2度目の転職で満足できる職場に巡り合えたという事になります。私は運が良かった方だと思いますが、何度も転職をすると履歴書にも影響しますし、その都度仕事を1から覚え直さなければならず、負担は計り知れません。時間をかけてでも納得のいく転職先が見つかるまで頑張りましょう!

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