1.看護師の仕事がきつい理由
「看護師の仕事はきつい」とよく耳にしませんか?しかし何がきついのか具体的によくわからないという方もいると思います。
そこで私が看護師5年間経験してきて看護師の仕事がきつい理由を伝えていきたいとおもいます。
(1)病棟勤務
看護師の仕事で仕事量が多いのが病棟勤務だと思います。患者さんの検温をしながら、医師の診察介助、入退院処理、薬の処理、サマリー、退院支援、委員会活動、勉強会、新人看護師指導など盛りだくさんです。時間内におさまることはなかなかありません。残業されている方も多いです。私も病棟勤務をしていて、就業時間の1時間前に患者さんの情報収集で出勤し、定時になっても仕事は終わっておらず、3時間ほど残業していたので、合計4時間の残業をしていました。
どれもミスをすると患者さんの命に関わることや、他の方に迷惑をかけてしまうくらい責任があります。仕事量が多い中で失敗が許されないというプレッシャーを負担に感じる人も多いと思います。私はプレッシャーに感じて体調を崩してしまったので、残業がほとんどない職場へ転職しました。
(2)OPE室勤務
OPE中に、医師へ必要物品を渡す、機械だし、OPE前に患者さんへ挨拶、新人指導、委員会活動、勉強会などがあります。病棟と仕事内容は全く違います。OPEの内容、必要物品の暗記をして完璧に医師へ必要物品を渡さなければ、医療ミスにつながり患者さんの命にかかわります。ミスしてはいけないというプレッシャー、立ち仕事になるため体の負担などが「きつい」と感じる方は多いかもしれません。
(3)ICU勤務
病棟とは違い、入院患者の人数は減ります。しかし、挿管している患者、呼吸器をしている患者、点滴管理が複数ある患者など患者さんの状態が悪く、重症度は高いです。一つのミスで命にかかわるので、緊迫感がありますし、知識が豊富でなければ務まりません。同期はICU勤務でしたが、勉強会の参加や休日出勤など忙しそうでした。
2.看護師にきつくない仕事ってあるの?
単刀直入に言うと、あります。私の経験ですが、以前は総合病院に勤めていましたが、仕事量の多さ、残業しなければならない、人間関係が最悪で「きつい」と感じていました。そこで看護師の転職サイトに登録し、担当のひとに、「定時で帰れる」「ゆっくり仕事できる」など条件をあげて、希望の就職先を探してもらい、現在、慢性期病棟で勤めています。患者さんの命を守らなければならないというプレッシャーはもちろんありますが、定時で帰ることができて、ゆっくり仕事もできるので、身体的、精神的にとても楽になりましたよ。あくまでも私の勤めている病院だからです。すべての慢性期病院がこういうわけではありません。
そのため、きつくない職場を選ぶためには、転職サイトの利用をお勧めします。自分で転職先のことを調べても、内部のことまでわかりませんよね。表向きは「残業ゼロ」と言っていても、本当は残業しなければならないこともあります。転職サイトを利用すれば、内部の事情まで詳細に教えてくれます。実際に私も転職するとき、いくつかの病院を候補にあげていました。その時に転職の担当のひとに、病院の内情をたくさん教えてくれました。それを踏まえて就職先を検討することができましたし、面接も付き添ってくれることもあるのでサポートは手厚いです。
「きつくない職場」というのは人によって考えは違いますよね。ICUなどに勤めていてもやりがいを感じて勤めている方もたくさんいます。今の職場が「きつい」と感じている方は、ぜひ転職サイトに登録してみてください。きっと希望通りの職場がみつかります。