看護師の転職

看護師の転職先紹介

看護師として働いていると「経験のない診療科で働いてみたい」「もっと看護師としてのスキルを身につけたい」「キャリアアップしたい」などの仕事に対する意欲はもちろん、「自分はこのままずっと同じ職場で働き続けるのか」という疑問を持つ場合もありますよね。

結論を言ってしまうと目的もなく我慢して働き続けるくらいなら、少しでも自分の理想の働き方ができる職場へ転職するべきです。でも、いざ転職しようとすると一筋縄ではいかないのが看護師業界の特徴とも言えます。

そこでここでは、ライフスタイルや目標に応じたオススメの転職先を紹介していきたいと思います。

経験・ライフスタイル別転職先紹介

看護師の資格を持っている以上、面接さえ受かってしまえば、自分の働きたい職場で働く事は可能です。ですが、自分の理想の職場で働かなければ長く働く事は難しくなってきます。せっかく働くからには長く勤めたいと思いますよね。

そこでここでは、看護師としての経験やライフスタイルに合わせた転職先の紹介をしていきます。必ずここでなければダメという訳ではありませんが、転職する場合に参考にして頂けると自分に合った職場が見つかる近道になるはずです。

新人看護師

新人看護師とは一般的に、看護師の資格を取得後働き始めて1年間の事を指します。せっかく就職しても何かしらの原因で転職を考える新人看護師も少なくありません。新人看護師は様々な知識や経験を積む大切な期間なので、自分の経験に繋がる職場への転職がオススメです。

業務内容が比較的楽な職場もありますが、新人看護師のうちは急性期などの病棟経験をしておくとのちのち看護の幅も広がり将来に繋がりやすい傾向にあります。転職先からすると看護師経験1年未満での転職はあまり印象が良くない場合もありますので、頑張れそうであれば1年以上働いてからの転職の方が有利かも知れません。

独身キャリアアップ看護師

看護師として数年働き、今の職場では学ぶ事がないと感じている看護師もいます。私生活も自由が利き、看護師としての経験もどんどん積んで行きたいと考える人もいますよね。転職せずに役職が付くまで同じ職場で働き続ける看護師もいますが、物足りなさを感じる場合は思い切って転職するのもアリなのではないでしょうか。

オススメの転職先としては、自分の経験を活かしながらスキルアップに繋げられる大きい病院や様々な施設運営をしている系列病院が良いと思います。院内研修や更なる資格取得に力を入れている病院もたくさんありますので、転職後の働き方についてアピールしやすいはずです。

既婚・育児と仕事の両立看護師

結婚してパートナーがいる、子育てと仕事を両立したいなど、仕事とプライベートの時間をしっかり分けて働きたいと考える看護師もいます。仕事を極力家に持ち帰らず、時間できっちり仕事を終わらせたい場合は、日勤のみのクリニックや夜勤のない施設看護師などがオススメです。

中には病院内に24時間託児所があり、夜勤もできる職場もありますが、家族の協力の有無や自分の負担を考慮した上で転職するようにしましょう。

40~50代のベテラン看護師

子育てもひと段落し自分の自由な時間も確保しやすい、今までの経験を活かしてバリバリ働きたいと考える看護師もいます。職場によっては科長・係長クラスの年齢で転職するのは勇気がいる事かも知れませんが、若い頃と比較して体力に自信が無くなってくる世代とも言えますよね。

職場によっては年齢制限に引っかかる場合もありますので、定年まで働けるかどうかが転職のカギになってきます。自分の経験を活かしながら自分のペースで仕事できる施設やデイサービスなどへの転職が良いのではないでしょうか。

看護師という職業は、転職しようにも転職先が多すぎて悩みますよね。ですが、自分の理想の職場で働くためには悩み抜くしかありません。後悔しない転職ができるよう頑張りましょう!

理想の看護師像へ近づくために

看護師になったからには、自分の理想とする看護師像があるはずです。漠然とした看護師像もあれば、今まで関わった先輩看護師が自分の理想の看護師になっている場合もあります。

私を例に挙げると、新人看護師の頃の私の理想の看護師像は「患者さんに名前を覚えて貰える看護師」でした。ただ名前を覚えて貰うのではなく、1人の人間として認識して貰いたいという事です。

具体的には「採血は〇〇さんじゃないと!」「〇〇さんは今日出勤しているのか?」などと頼って貰いたいという事です。そのためには急変対応も当たり前にできて、いざという時にはスタッフからも患者さんからも頼られる看護師でありたいという気持ちも込められています。

雇用条件や給与の面で転職先を決めてしまう人もいると思いますが、せっかく看護師として働くからには、必要とされる職場で働きたいと思いませんか?そのためには、自分の事を自分が1番理解した上で、自分の知識やスキルを発揮できる転職先、自分のなりたい看護師像に少しでも近づける転職先を見つける事が重要となります。

転職先を探す場合の注意点について

転職を考え始めたら、転職先を探す事から始まりますよね。転職してから後悔しないためにも、転職先を探す場合の注意点についていくつかまとめておきたいと思います。

〇常に求人情報が出ている

自分の理想に近い雇用条件なのに、年中求人が出ている職場は要注意です。看護師の入れ替わりが激しい、人間関係が良くない、激務など何かしらの原因によって常に看護師が不足している事が考えられますので、求人情報に載っていない事でも直接確認するなど細かく情報収集するようにしましょう。

〇良い事ばかり書いてある求人情報

基本的に求人情報には良い事ばかり書いてあるので、自分の希望に沿った職場を絞っていくにも求人数が多すぎて難しく感じる人もいるはずです。自分の条件と照らし合わせながら+αな条件を足して少しずつ絞って行きましょう。

具体的には高収入・有休消化率・人間関係だと思いますが、それに加えて+αとなると、福利厚生や託児所、ボーナスなどでしょうか。

〇患者さんにとって良い病院=働きやすい病院とは限らない!

患者さんから人気の病院(口コミが高評価の病院)は、看護師にとっても良い病院なのかと言うと、そうとは限りません。患者さんからすると「病気を治療してくれた」「サポートが充実していた」「医師や看護師が優しかった」「診察がスムーズだった」など、高評価となるのは病院を受診した結果論にすぎないからです。

働くスタッフの人数や気持ちにゆとりがなければ、1人1人の患者さんと関わる事もできないため一概には否定できませんが、看護師の雇用条件までを患者さんが知るはずはありませんから患者さんにとって良い病院=働きやすい病院ではないという事です。

どうしても気になる病院がある場合は、可能であれば患者さんとして受診してみるという方法もあります。実際に私も経験がありますが、患者さん目線とスタッフ目線のどちらからも観察する事ができて楽しかった印象があります。

ドキドキ面白さはありますが、受診する病院からするとスパイのようなので、バレないように注意して下さいね^^

まとめ

看護師が転職先を探すように、転職先となる病院や施設も看護師確保のために、様々な努力をしています。患者さんにとって良い病院を目指すのは当たり前ですが、働くスタッフにとっても良い病院であるために定期的に雇用条件を見直している病院もあります。

目先の好条件に惑わされずに、様々な求人の中から自分に見合った職場を見つけるまで頑張りましょう!

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